こんな方へ
他社からDIANTへドメイン移管したいが、現在メールを使用中で、業務に支障が出ないか不安なご担当者様
わかること
メールを止めない仕組み(並行運用)と、「お客様の作業」「DIANTの作業」の明確な役割分担・段取り
作業の目安
約5分(記事を読む時間)
必要なもの
現在ご利用中のサーバー/ドメイン管理会社のログイン情報、現在お使いのメールアドレスの一覧
「移管中にメールが止まったらどうしよう…」という不安へ
「ホームページを新しくするタイミングで、ドメインとサーバーもDIANTさんに管理をまとめたい」
「でも、今使っている会社のメールが移管途中で使えなくなったら、業務が止まってしまって大問題になる…」
サーバーやドメインの移管を検討される際、多くのお客様がこのような不安を抱えられます。目に見えない裏側のシステムのことなので、「何かトラブルが起きるのでは」と心配になるのは当然のことです。
ですが、ご安心ください。
正しい手順を踏めば、日常のメールのやり取りを「1秒も止めることなく(ダウンタイムゼロで)」移管を行うことが可能です。
この記事では、専門用語を使わずにその仕組みを解説し、お客様に「いつ・何をしていただきたいか」の段取りをわかりやすくお伝えします。
【仕組み】なぜメールを止めずに移管できるのか(並行運用について)
ドメインやサーバーの移管という言葉は難しく聞こえるかもしれませんが、仕組みはシンプルです。
ドメイン = インターネット上の「住所(会社名.comなど)」
サーバー = メールやホームページのデータを実際に置いておく「保管庫」
サーバー移管とは、「住所(ドメイン)」はそのまま使い続けながら、接続先の「保管庫(サーバー)」を他社からDIANTのものへ変更する作業です。
もし、古いサーバーをすぐに解約して新しいサーバーに切り替えようとすると、設定がインターネット上に反映されるまでの間に届いたメールは行き場を失い、エラーになってしまいます。
これを防ぐために、DIANTでは「一時的に『古いサーバー』と『新しいサーバー』の両方が使える状態(並行運用)」を作ります。
両方の受け入れ態勢を整えてから、インターネット上の接続先を切り替えることで、メールが迷子になる期間(ダウンタイム)をゼロにすることができるのです。
【図解】新旧サーバー「並行運用」のスケジュールイメージ
メールを止めないためのカギとなる、「並行運用(かぶせる期間)」のスケジュールイメージをまとめました。
▼ 移管のスケジュールイメージ
【移管前】 : 現在の旧サーバーのみでメールを受信しています。
【並行運用期間】 : DIANT側で新サーバーの準備を行います。
★この期間に、お客様のパソコン等のメールソフトに「新サーバーの受信設定」を追加していただきます。
【切り替え日】 : DIANTがインターネット上の接続先(ドメインの向き先)を新サーバーへ変更します。
【ドメイン浸透期間(約1〜3日)】 : 「住所変更しました」というお知らせが、世界中のインターネット上の郵便局に行き渡るまでの期間です。専門用語でドメイン浸透(プロパゲーション)と呼びます。この数日間は、メールを送ってくれた人の環境によって、古いサーバーと新しいサーバーのどちらかに手紙(メール)が届きます。(お客様のパソコンには両方の設定が入っているため、どちらに届いてもしっかり確認できます!)
【移管完了】 : すべてのメールが確実に新サーバーに届くようになり、旧サーバーを解約して完了です。
移管完了までのステップと役割分担
それでは、実際の段取りと役割分担を見ていきましょう。お客様に行っていただく作業は「情報のご準備」と「メールソフトへの設定追加」のみです。複雑な切り替え作業などはすべてDIANTが行います。
手順1:【お客様】現在のログイン情報とメール一覧のご準備
まずは、現在お使いの「サーバー・ドメイン管理会社のログイン情報(ID・パスワード)」と、「現在利用しているメールアドレスの一覧」をDIANTへお知らせください。
手順2:【DIANT】新しいサーバーとメールアドレスの準備
いただいた情報をもとに、DIANTが新しいサーバー環境をご用意し、現在お使いのものと全く同じメールアドレスを新サーバー上にも作成します。
手順3:【お客様】パソコン・スマホへの新しいメール設定
DIANTから「新サーバー用のメール設定情報(パスワードなど)」をお渡しします。切り替え日を迎える前に、現在お使いのOutlookやスマホなどのメールソフトに、「新しい設定」を追加(追加アカウントとして登録)してください。
※この時、現在使っている古い設定は消さずに、そのまま残しておいてください!
手順4:【DIANT】ドメイン移管・切り替え作業
お客様のパソコンへの設定追加が完了したことを確認したら、DIANTがインターネット上の接続先変更(切り替え作業)を実施します。
※ここから約1〜3日間(浸透期間)は、旧設定・新設定のどちらかにメールが届きますが、どちらのメールソフトの受信トレイでも確認・返信が可能です。
手順5:【お客様】古いサーバーの解約
浸透期間が過ぎ、すべてのメールが確実に「新設定」のほうへ届くようになったことを確認したら、お客様にて旧サーバー会社の解約手続きをお願いいたします。(これで古い設定のほうにはメールが来なくなります)
【重要】過去のメールデータについての注意点(POPとIMAPの違い)
移管作業において、1点だけご注意いただきたいことがあります。
それは、「旧サーバーに残っている過去のメール(受信・送信履歴)は、自動的には新サーバーに移行されない」ということです。
もし、旧サーバーを解約した後も「過去のやり取りを見返したい」という場合は、解約する前に、お客様ご自身でパソコン内にメールデータを「バックアップ(保存)」していただく必要がございます。
(※メールソフトの設定がPOP接続か、IMAP接続かによってバックアップの必要性が異なります)
▼ POPとIMAPの違い(設定の確認ポイント)
・POP(ポップ)接続: 手紙を自分のパソコンに「ダウンロード(引き出し)」して保存する方式です。すでにパソコン内にデータが保存されているため、基本的にはそのまま過去のメールが見られます。
・IMAP(アイマップ)接続: サーバー上の手紙をインターネット越しに「覗き見」する方式です(スマホとパソコンで同じメールを見る場合などによく使われます)。大元のサーバーを解約すると手紙が見られなくなってしまうため、旧サーバーを解約する前に、必ずパソコン等にデータを移す(バックアップする)作業が必要になります。
「過去のメールが消えてしまうと困る」「自分の設定がどちらかわからない」「バックアップの取り方がわからない」という場合は、事前にしっかりサポートいたしますのでご安心ください。
まずは現状の環境をご相談ください
「なんとなく段取りはわかったけれど、自社の場合はどうなるか具体的に知りたい」
「今使っているサーバー情報がどこにあるか分からず、困っている」
移管の手続きは、現在ご利用中の会社(お名前.com、エックスサーバー、さくらインターネットなど)によって、細かな手順や必要な日数が異なります。ご不安な点があれば、まずはそのままの状態で株式会社DIANTのカスタマーサポートまでご相談ください!
▼ 移管に関する事前相談・お見積り依頼はDIANT公式LINEへ!
「ドメイン・サーバーの移管を検討しており、メールについて相談したい」とメッセージをお送りいただければ、サポート担当が現状の環境を丁寧にお伺いし、業務に支障が出ない安全な移行プランをご提案させていただきます。お気軽にご連絡くださいね!